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『愛さないといわれましても ~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる~(1)』 石野人衣、豆田麦

コミックス

愛さないといわれましても ~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる~(1) 書評

1. 作品の基本情報

  • タイトル: 愛さないといわれましても ~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる~(1)
  • 作者: 石野人衣、豆田麦
  • 出版社: 一迅社
  • 掲載誌: 月刊コミックZERO SUM
  • 発売日: 2023年10月19日

2. 作品の概要

あらすじ: 侯爵家の次男で子爵位を賜っているジェラルドに嫁いできたアビゲイル。「君を愛することはない」といわれても「ごはんだけは欲しいです」と返すアビゲイルは、伯爵令嬢とは思えぬ言動で子爵家の人々を翻弄していく。彼女の言動に違和感を拭えない有能な使用人の手により、アビゲイルの隠された事情が明らかになっていく。その事情や複雑な家庭環境から人間社会の常識を知らないアビゲイルは、ジェラルドや周囲の人々との触れ合いを通して成長していく。

ジャンル: ファンタジー、ロマンス

テーマ: 異世界転生、成長、人間関係、愛

3. 良かった点

  • ストーリー: 原作がとても魅力的です。前世の記憶と過酷な家庭環境により人間離れした思考のアビゲイルが、人間社会に適応していく過程が面白く、惹きつけられます。ジェラルドとの関係性の変化も丁寧に描かれており、二人の距離が少しずつ縮まっていく様子が感じられます。
  • キャラクター: アビゲイルの純粋でまっすぐな性格とそこからの予測できない言動が魅力的です。ジェラルドのツンデレな一面と、アビゲイルへの接し方が少しずつ成長していく様子、二人の組み合わせに惹かれます。
  • 画力: キャラクターのデザインが可愛らしく、表情も豊かです。背景も丁寧に描かれており、世界観に入り込みやすいです。

4. あまり良くなかった点

  • ストーリー: 全体的に王道の展開が多く、次の展開が予測通りに進む部分が多いかもしれません。ただ、そこが安心感として伝わる部分もあります。

5. 総評

「愛さないといわれましても」は、アビゲイルの可愛らしさとヘタレのジェラルド、そして、ふたりを見守るタバサ・イーサン・ロドニー、3名の有能な使用人たちやジェラルドの実家の侯爵家の人々のノリ・ツッコミ、そして、何よりほのぼのとした雰囲気が楽しめる作品です。異世界転生もの好きにはおすすめです。現時点ではあっと驚く展開はありませんが、アビゲイルの成長物語を、安心して楽しむことができます。

おすすめ度: 異世界転生ものやほのぼのとした物語が好きな方におすすめです。アビゲイルがだんだん表情豊かになっていく様子を見守っていると、心が温かくなってきます。

他の作品との比較: 原作は良いのに、コミックになった途端、イメージと違うキャラクターや雑なストーリー展開にがっかりする作品も少なくないのですが本作は、もともと面白かった原作よりも、さらに楽しめる作品に仕上がっています。

今後の期待: 今後の展開では、アビゲイルがどのように成長していくのか、そしてジェラルドとの関係性がどう変化していくのかが気になります。また、隠されたアビゲイルの過去や実家にまつわる秘密が明かされていくのが楽しみです。

総じて、アビゲイルのかわいらしさとほのぼのとした雰囲気を楽しめる作品です。日常の癒しを求めている方におすすめします。

この書評は、第1巻の内容に基づいたものです。今後の展開によっては、評価が変わる可能性があります。

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